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「マイナンバーカードの暗証番号が判らないと医療を受けられなくなる」は誤り。顔認証などで本人確認は可能【ファクトチェック】

政治

「マイナンバーカードの暗証番号が判らないと医療を受けられなくなる」は誤り。顔認証などで本人確認は可能【ファクトチェック】

「マイナンバーカードの暗証番号が判らないと医療を受けられなくなる」というツイートが拡散していますが、誤りです。本人確認は顔認証や職員による目視という手法もあります。また、暗証番号を忘れた場合は、本人がマイナンバーカードを市町村の窓口に持参することで再設定ができます。 検証対象 10月9日に投稿された「認知症になると暗証番号が判らなくなり,マイナンバーカードは使えません。(中略)医療を受けれなくなります」というツイートが1.1万件以上のいいね、7500件以上のリツイートを獲得した。 認知症になると暗証番号が判らなくなり,マイナンバーカードは使えません。 (暗証番号が判らないと電子証明の更新が出来なくなるため) 医療を受けれなくなります。 #保険証廃止 リプライには「自分の親が認知症なので、これは切実な事です。」「そういう作戦??」といった反応も見られた。また、検証対象としたツイート以外にも、脳梗塞で暗証番号が言えなくなった親族の例を出して懸念する声もあった。 認知症などで暗証番号がわからなくなるとマイナンバーカードが使えなくなり、医療が受けられないのか、検

By 日本ファクトチェックセンター(JFC)
「マイナンバーカードの4桁暗証番号は総当たり攻撃ですぐ解除される」は不正確【ファクトチェック】

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「マイナンバーカードの4桁暗証番号は総当たり攻撃ですぐ解除される」は不正確【ファクトチェック】

「マイナカードの4桁の暗証番号は総当たり攻撃ですぐ解除される可能性がある」という内容のツイートが拡散しました。これはマイナンバーカードに関していうと、不正確な情報です。 検証対象 2022年10月13日、マイナンバーカードを作成した際に設定したパスワード4桁は、コンピュータプログラムによる総当たり攻撃を受けたらすぐに解除されてしまう可能性があるとの指摘が広く拡散した。 このツイートのリプライには、「たった四桁で驚いた」「自宅PCでフリーの解析ツールで4桁は即開きます」といったコメントがついた。 マイナンバーカードの4桁暗証番号はすぐに解除されるのか、検証する。 検証過程 マイナンバーカードを取得する際に設定する数字4桁のパスワードは「利用者証明用電子証明書パスワード」と呼ばれる。 検証対象のツイートが指摘するように、パスワードが数字4桁であれば、現在の技術では総当たり攻撃と呼ばれる0000から9999まで一つずつ自動で試していく手法を使い、一瞬で解除が可能だ。アメリカのサイバーセキュリティ企業Hive Systemsによると、数字が11桁でもすぐに

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