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トランプ氏の当選確実で「ワクチン禁止法」と「向精神薬禁止法」が成立? まとめサイトによるもの 【ファクトチェック】

国際

トランプ氏の当選確実で「ワクチン禁止法」と「向精神薬禁止法」が成立? まとめサイトによるもの 【ファクトチェック】

米大統領選で、ドナルド・トランプ前大統領の当選が確実になったことに関連して、「ワクチン禁止法」と「向精神薬禁止法」が成立する見通しだという投稿が拡散しましたが、誤りです。拡散した投稿はまとめサイトのXアカウントで、見出しは掲示板サイトのスレッドタイトルを引用しているだけです。 検証対象 2024年11月7日、「米国、トランプ当選確実で『ワクチン禁止法』と『向精神薬禁止法』が成立する見通し」という投稿が拡散した。投稿にはまとめサイトのURLが添付されている。 2024年11月8日現在、この投稿は2800件以上リポストされ、表示回数は40万件を超える。投稿について「ロバート・ケネディJrさんに大いに期待」「精神疾患を抱えた自分にはちょっと辛すぎます」というコメントがつく一方で「現時点では誤解を招くもの」というコミュニティノートによる指摘もある。 検証過程 まとめサイトと添付記事の内容が不一致 検証対象のリンクは、まとめサイト「Tweeter Breaking News-ツイッ速!」の記事だ。掲示板サイト5ちゃんねるのスレッド「米国、トランプ当選確実で「

By 日本ファクトチェックセンター(JFC)
鳥インフルエンザは鳥から人間に感染しない? 国外では感染、発症例も【ファクトチェック】

医療・健康

鳥インフルエンザは鳥から人間に感染しない? 国外では感染、発症例も【ファクトチェック】

「鳥インフルエンザは鳥から人間に感染しない」という言説が拡散しましたが、誤りです。国外では感染した事例があり、国内でも監視を続けています。 検証対象 2024年10月16日、「鳥から人間に感染しないのに、何でこんなニュースをやるのか」「卵を食べても感染しない、鶏肉を食べても感染しない」などと書かれた投稿が拡散した。 検証過程 リンクにあるNHKニュースには 投稿には鳥インフルに関連するNHKニュース記事「鳥インフル 北海道の野鳥で検出 対応レベルを引き上げ 環境省」へのリンクがある。 記事は、北海道内の2か所で見つかった野鳥の死骸などから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出され、環境省が全国の対応レベルを最も高い「3」に引き上げたことを伝えている。 記事の後半では「鳥インフルエンザウイルスは感染した鳥と過度な接触をしない限り、人には感染しないとみられる」と書いている。 鳥ーヒト感染は国外では発生 鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルス(H5N1亜型)が病原体で、鳥類(主に水禽類)に感染する。2021年以降、世界的な感染拡大で野生

By 宮本聖二
河野太郎氏が子宮頸がんワクチンは危険だと演説? 発言の切り取り【ファクトチェック】

政治

河野太郎氏が子宮頸がんワクチンは危険だと演説? 発言の切り取り【ファクトチェック】

自民党の河野太郎氏が、街頭演説で「子宮頸がんワクチンは危険だ」と話す動画が拡散しましたが、ミスリードで不正確です。そのような発言はありますが、前後の文脈を無視して切り取ったものです。 検証対象 2024年10月21日、X(旧Twitter)で、「河野太郎、子宮頸がんワクチンの危険をうっかりバラした」という投稿が、河野氏の演説の動画と共に拡散した。10月25日現在、閲覧数は97万を超え、5600以上のリポストがある。 この投稿に対して、「子宮頸がん…といったつもりが、本当の事、言っちゃいましたね」「ワクチンで命落としたって言ってるよー」などのコメントのほか、「残念ながら日本では子宮頚ガンで命を落としている人がいます。と言おうとしたら、間違えワクチンと言ってしまったのか?」という指摘がある。 検証過程 河野氏の選挙演説の内容は 拡散した動画は8秒間で、河野氏が「今、日本で残念ながら子宮頸がんワクチンで命を落としている人がまだいます」と話す様子が映っている。拡散した投稿のリプライ欄には同じ演説を別の角度から撮影した2分55秒間の動画もある。 2分55秒

By 宮本聖二
日本赤十字社が「レプリコンワクチン接種後の献血をお控えいただく場合がある」と広報?  接種後48時間で献血できる【ファクトチェック】

医療・健康

日本赤十字社が「レプリコンワクチン接種後の献血をお控えいただく場合がある」と広報? 接種後48時間で献血できる【ファクトチェック】

元総務大臣で立憲民主党の原口一博氏が「日本赤十字社はレプリコンワクチン接種後の献血をお控えいただく場合があることを広報」と投稿しましたが、ミスリードで不正確です。日赤は他のワクチンと同様に採血制限の時間を設けているだけで、レプリコンは接種後48時間で献血できます。 検証対象 2024年10月5日、原口氏が「日本赤十字社はレプリコンワクチン接種後の献血をお控えいただく場合があることを広報(2023.12.22) 同社はレプリコンが今までのワクチンと違うことを認識している」とX(旧Twitter)に投稿した。 投稿には原口氏が語る動画が添付されている。その中で原口氏はワクチン、特にレプリコンワクチンの危険性を主張しており、採血制限にも触れている。 この投稿には10月11日までに33万以上の閲覧と600を超すリポストがある。「大切な情報ですね」などとレプリコンワクチンの危険性を懸念する投稿がある一方で、「どんなワクチンでも接種後一定期間献血できないって今まで通りだろ」「国会議員が間違った情報を流すのはどうなんですかね」といった批判的なコメントもついている。

By 宮本聖二
九州大学病院にワクチンの危険性を呼びかける張り紙? 九大とは無関係な画像【ファクトチェック】

医療・健康

九州大学病院にワクチンの危険性を呼びかける張り紙? 九大とは無関係な画像【ファクトチェック】

福岡市にある九州大学病院に新型コロナワクチンの危険性を呼びかける張り紙があったという言説が拡散しましたが、誤りです。画像は徳島県の診療所が「院内掲示した」と述べており、九大病院は「当院とは一切関係がございません」と注意喚起をしています。 検証対象 2024年10月2日、「九州大学病院の外来に何とワクチンの危険性の張り紙がしてありました。ついに国立の大学病院まで拒否するようになりました」という画像付き言説が拡散した。画像にはコロナワクチンを「絶対に打たないようお願いいたします」と書いている。 2024年10月4日現在、投稿は削除されている。2024年10月3日までに280回以上リポストされ、表示回数は47万回を超えていた。投稿には「デマはやめて下さい」「明らかなデマ」という指摘が多数ついていた。 検証過程 徳島の診療所「ウチの院内掲示」 添付された画像をGoogleレンズで検索すると、XなどのSNSで2024年8月ごろから多数拡散している(例1、例2)。8月に拡散した言説には九州大学病院に掲示とは書かれていない。 画像の拡散をうけ、徳島県で診療所を

By 日本ファクトチェックセンター(JFC)
鳥インフルエンザワクチン接種に反対する人は逮捕される?【ファクトチェック】

医療・健康

鳥インフルエンザワクチン接種に反対する人は逮捕される?【ファクトチェック】

「世界保健機関(WHO)加盟国が鳥インフルエンザワクチンの接種に反対する国民を逮捕することに合意」という言説が拡散していますが、誤りです。厚生労働省は「合意した事実はない」と否定し、そもそもWHO年次総会でも議論されていません。 検証対象 2024年6月7日、「WHO加盟194カ国が、鳥インフルエンザワクチンの接種に反対する国民を逮捕することに合意」という言説が、WHOのテドロス事務局長の写真とともに拡散した。 6月17日現在12万を超える閲覧があり、「WHOなんかいらない」「鳥インフルエンザワクチンに反対します」といったものから「こんなもん合意するはずが…」など疑問視するコメントもある。 検証過程 鳥インフルの流行と厚労省の対応 鳥インフルエンザは、感染した鳥に濃厚接触した場合など、まれに人に感染する。現在はヒト-ヒトで持続的な感染が起こっている段階ではないが、今後ヒト-ヒトで持続的な感染がおこり、新型インフルエンザになる危険性もある(厚生労働省・鳥インフルエンザに関するQ&A)。 日本もWHO加盟国の一つ。日本ファクトチェックセンター(JFC

By 宮本聖二
パンデミック条約でワクチンを強制接種?【ファクトチェック】

医療・健康

パンデミック条約でワクチンを強制接種?【ファクトチェック】

感染症の世界的大流行(パンデミック)への対策を強化する「パンデミック条約」をめぐり、「ワクチンを強制接種させる条約だ」という言説が拡散しましたが、誤りです。条約案にはワクチンの強制接種を求める文言はありません。 検証対象 世界保健機関(WHO)で議論が進められているパンデミック条約をめぐって、「ワクチンの強制接種を可能にする」などという言説が多数拡散した(例1,2,3)。 日本ファクトチェックセンター(JFC)はパンデミック条約に「ワクチンを強制接種させる」内容が含まれているか検証した。 米ファクトチェック団体のPolitiFactも同様の言説を検証して条文案などをもとに「誤り」と判定している。 検証過程 パンデミック条約とは WHOの加盟国が議論している条約。感染症が発生した際の情報共有やワクチンの確保などによる国際的な連携の強化を目的としている。 2024年5月末のWHO年次総会での採択を目指して、2年以上かけて交渉してきたが、ワクチンの公平な供給などをめぐり、先進国と途上国の対立が大きく、交渉はまとまらなかった。WHOはこの条約について最

By 古田大輔(Daisuke Furuta)
堀江貴文氏「ワクチンの危険性が発覚しました」と発言?【ファクトチェック】

医療・健康

堀江貴文氏「ワクチンの危険性が発覚しました」と発言?【ファクトチェック】

実業家の堀江貴文氏が「ワクチンの危険性がついに発覚しました」と語っているかのような画像が拡散しましたが誤りです。本人が直接否定している他、画像の出典元はYouTubeの切り抜き動画で、元動画にもそのような発言はありません。 検証対象 2024年2月20日に投稿されたポストで、堀江氏の顔とともに「ワクチンの危険性が遂に発覚しました」という文言があしらわれた画像が拡散した。 この投稿は2024年2月22日現在、978万回以上の表示と、9700件以上のいいねを獲得している。 2月21日には堀江氏本人が「フェイク画像が本物と信じて、私の名誉を毀損しているツイートですが、大丈夫でしょうか?」と引用投稿している。 検証過程 出典元はYoutubeの切り抜き動画 拡散した画像を投稿した内海聡氏は、この画像の引用元として2023年9月30日のポストを挙げている(アーカイブ)。 引用元のポストを見るとYouTubeリンクがある。引用元ポストの投稿者はプロフィール欄に陰謀論を多数投稿するサイト「rapt理論+α」のリンクを掲載していた。 このポストに添付されてい

By 日本ファクトチェックセンター(JFC)
コロナワクチン、武見大臣が「殺人の証拠は調べません」と発言? 【ファクトチェック】

医療・健康

コロナワクチン、武見大臣が「殺人の証拠は調べません」と発言? 【ファクトチェック】

武見敬三厚生労働大臣が新型コロナワクチンについて「殺人の証拠は調べません」「危険なロットがあろうが 何人死のうが調べねーよ」と会見で発言したとする言説が拡散しましたが、誤りです。武見大臣はそのような発言をしていません。 検証対象 2024年1月21日、「国民に障害を追わせ・殺した側が、平然と会見を行い『殺人の証拠は調べません』と言っている」という投稿が拡散した。投稿には「危険なロットがあろうが 何人死のうが調べねーよ」という文字と共に、武見大臣が会見する様子の画像が添付されている。 2024年1月24日現在、このポストは2800回以上リポストされ、表示回数は19万回を超える。投稿について「最高の腐敗だ!」と同調するコメントの一方で「最早デマ垢としても機能しない」とデマの可能性を指摘する声もある。 検証過程 Xの投稿に添付されているURLは、ネットメディア「トータルニュースワールド」の記事。日本ファクトチェックセンター(JFC)はこれまでにもトータルニュースワールドの記事を検証し、誤りと判定している。 今回の記事はXへの「不可解な死亡認定があっても、ワ

By 日本ファクトチェックセンター(JFC)
安倍元首相、160万回分のコロナワクチンを返送し国民にイベルメクチンを投与?【ファクトチェック】

政治

安倍元首相、160万回分のコロナワクチンを返送し国民にイベルメクチンを投与?【ファクトチェック】

新型コロナワクチンについて、安倍晋三元首相が「ワクチンを義務付けず、160万回分を返送、国民にイベルメクチンを投与した」という英文の言説が拡散しましたが誤りです。安倍元首相はワクチン返送もイベルメクチン投与もしておらず、また、ワクチン普及前に辞任しています。 検証対象 2023年11月15日、安倍元首相の写真と共に「暗殺された日本の首相はWEF(世界経済フォーラム)の命令に従わなかった。ワクチンを義務付けず、160万回分を返送し、国民にイベルメクチンを投与した」という言説がX(旧Twitter)で拡散した。2023年12月13日現在、このポストは1600回以上リポストされ、表示回数は16万件を超える。 投稿について「安倍元首相が殺害された理由」などのコメントの一方で、「根拠がない」との指摘もある。 2022年にも同様の画像が拡散し、2023年に再び拡散している。AP通信がファクトチェックし、「誤り」と判定している。 検証過程 安倍元首相の任期とワクチン展開 安倍元首相は2020年9月16日に首相を辞任した。日本における新型コロナワクチンの接種開始

By 日本ファクトチェックセンター(JFC)
インフルエンザワクチンにもmRNAが含まれている?【ファクトチェック】

医療・健康

インフルエンザワクチンにもmRNAが含まれている?【ファクトチェック】

「インフルエンザワクチンにもmRNAが含まれている」という言説が拡散しましたが、誤りです。投稿が引用する資料には臨床試験中と書かれており、現在使用されているインフルエンザワクチンにmRNAが使用されていることを示すものではありません。 検証対象 2023年11月9日、「インフルエンザワクチンにもmRNAが含まれている」という言説がX(旧Twitter)上で拡散した。投稿には「感染症予防用mRNAワクチンの臨床開発状況」という資料の画像も添付されている。 このポストは2023年12月6日時点で4300回以上リポストされ、表示回数は130万回を超える。返信欄には、「恐ろしい〜😖」「私の職場で接種した人にモデルナアームが見られましたから、既に入っていると思います」などのコメントの一方、「臨床開発状況って言葉、知ってる?」「それは開発中のmRNAワクチンの一覧であって、今使われてる物ではありません」とソースとの整合性を指摘する声もある。 検証過程 厚生労働省のウェブサイトによると、2023年12月8日時点のインフルエンザのワクチンは「mRNA(メッセンジャー

By 日本ファクトチェックセンター(JFC)
アイスランド政府、国民の突然死急増を受けコロナワクチンを中止?【ファクトチェック】

医療・健康

アイスランド政府、国民の突然死急増を受けコロナワクチンを中止?【ファクトチェック】

新型コロナワクチンについて「アイスランド政府、国民の突然死急増を受けコロナワクチンを中止」という言説が拡散しましたが誤りです。アイスランド保健局は「新型コロナウイルスのワクチンを禁止していないし、突然死の急増もない」と否定しています。 検証対象 2023年12月6日、「アイスランド政府、国民の突然死急増を受けコロナワクチンを中止」という言説がX(旧Twitter)で拡散した。2023年12月11日現在、このポストは3000回以上リポストされ、表示回数は61万件を超える。 投稿について「ワクチンは無駄」というコメントの一方で、「非常に怪しい情報」との指摘もある。 ロイターやAFPは、「アイスランドで新型コロナワクチンの接種が中止された」という言説についてファクトチェックしており、いずれも「誤り」と判定している。 検証過程 拡散した投稿は、新型コロナウイルスのワクチンの危険性などを発信するBrainDead Worldというサイトの「アイスランド政府、国民の突然死急増を受けコロナワクチンを中止」という記事を引用したものだった。この記事には「アイスランドの

By 宮本聖二
コロナワクチン 「重症化予防を示す国内データない」「超過死亡の原因の可能性」で国立感染研所長と一致?【ファクトチェック】

医療・健康

コロナワクチン 「重症化予防を示す国内データない」「超過死亡の原因の可能性」で国立感染研所長と一致?【ファクトチェック】

新型コロナワクチンの効果について「重症化予防を示す国内のデータがない」「超過死亡の原因となった可能性がある」などという意見で「感染研の脇田所長と「意見が一致した」という言説が拡散しましたが誤りです。脇田隆字所長は声明を発表し、拡散した言説を否定し、国内外のデータも示しています。 検証対象 2023年10月28日、X(旧Twitter)上で以下の投稿が拡散した。 ・ワクチンの重症化予防を示す国内のデータはない ・超過死亡(日本人の謎の大量死)の原因がワクチンである可能性は、否定できない (脇田所長と)意見が一致しました 10月28日実施の国立感染症研究所の一般公開のイベントの案内板を映した写真も添付されている。このポストは11月15日時点で6000回以上リポストされ、表示回数は270万回を超える。 返信欄では「これは、極めて重要ですね」や「重要な取材と発信を有り難うございました」など共感する反応が数多くある一方で、「デマはダメ」という指摘もある。 検証過程 SNSでの拡散を受け、感染研は10月30日、ホームページに脇田所長名で「一部SNSにおける投稿

By 日本ファクトチェックセンター(JFC)
子宮頸がんワクチンにガの幼虫細胞が入っている?【ファクトチェック】

医療・健康

子宮頸がんワクチンにガの幼虫細胞が入っている?【ファクトチェック】

「子宮頸がんワクチンにガの幼虫細胞が入っている」という言説が拡散しましたが、誤りです。子宮頸がんワクチンの一つであるサーバリックスには、製造過程で蛾(ガ)の一種のイラクサギンウワバの幼虫細胞を使いますが、精製する過程で取り除くため、蛾の幼虫細胞は入っていません。 検証対象 「子宮頸がんワクチンに蛾の幼虫細胞が入っている」というコメントとともに、ワクチンの添付文書とみられる画像を添付した言説が拡散した。このポストは、2023年9月21日時点で4600回以上のいいねと、2100回以上のリポストを獲得している。 検証過程 厚生労働省によると日本で受けることができる子宮頸がんワクチンは、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類である。2価ワクチン(サーバリックス)の使用解説書に「組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)」との記載がある。 ここに記されている「イラクサギンウワバ」とは、日本をはじめアジア、ヨーロッパ、アフリカなどに広く生息している蛾(ガ)の一種だ。

By 日本ファクトチェックセンター(JFC)
ワクチン接種・5Gでコロナに感染?【ファクトチェック】

医療・健康

ワクチン接種・5Gでコロナに感染?【ファクトチェック】

埼玉県の高校で新型コロナが流行したニュースについて、ワクチン接種や5Gが原因ではないか、という情報が拡散しましたが、誤りです。ワクチン接種を受けた生徒は卒業しているほか、どちらの言説も厚生労働省やWHOが因果関係を否定しています。 検証対象 2023年6月、埼玉県立春日部高校で100人以上の生徒が新型コロナに感染して、学校閉鎖になったというニュースに絡めて、コロナの集団感染はワクチン接種・5G(第5世代移動通信システム)が原因ではないかという趣旨のツイート(例1、例2)が拡散した。引用を含むリツイート数が5900回、表示回数が184万回を超えたものもある。 これらのツイートのリプライ欄には、「そうでしたか、初めて知りましたそのツィートありがとうございます」「ここまでくるとホロコースト」といったコメントが寄せられている。一方で、「おかしいですね。昨年12月に接種した3年生は今年3月に高校卒業しているはずなのに。もしかして春日部高校は去年の3年生は全員留年したのですか?」などの指摘もある。 検証過程 日本ファクトチェックセンター(JFC)は、検証対象のツイ

By リサーチ チーム
ファイザー社のワクチンに酸化グラフェンが含まれている?【ファクトチェック】

医療・健康

ファイザー社のワクチンに酸化グラフェンが含まれている?【ファクトチェック】

「ファイザー社のワクチンに、非常に毒性の高い導電性物質である酸化グラフェンが含まれている証拠が発見された」と主張するツイートが拡散されました。これは誤りです。酸化グラフェンはワクチンの効果を検証するために使われますが、ワクチンの成分や製造過程には含まれていません。 検証対象 拡散したツイートには、The Exposeという英国を拠点とするニュースサイトの記事の写真に加えて、以下の文言が記されている。 ファイザー社のワクチンに、非常に毒性の高い導電性物質である酸化グラフェンが含まれていることを確認する証拠が最近発見された。裁判所がFADに提出させたファイザー社の機密文書で明らかになった。ここまで次から次へと陰謀論が真実になると5G関連も本当なのかもしれません。 投稿は2023年6月26日時点で100万回以上表示され、2100RTを超えている。返信欄には、「知ってた」「打たなくてよかった」という反応に加え、「これフェイクニュースサイトの記事ですよね?」などと指摘するコメントもあった。 The Exposeに対しては、ニュースサイトの信頼性をチェックするNew

By 日本ファクトチェックセンター(JFC)