(画像)アフリカ40カ国の代表がモスクワにいる?会議は開かれているが別の画像【ファクトチェック】

(画像)アフリカ40カ国の代表がモスクワにいる?会議は開かれているが別の画像【ファクトチェック】

「アフリカ40カ国の代表がモスクワにいる」とする画像が拡散されましたが、誤りです。画像は2019年にソチで開催されたロシア・アフリカサミット。ツイートが投稿された2023年3月20日に開催されたのは別の会議です。

検証対象

2023年3月20日に投稿されたツイートでは「この時間に、アフリカ40カ国の代表がモスクワにいる 西側のニュースにならない」という文言とともに、ロシアのプーチン大統領をはじめとした各国の代表の集合写真が掲載されている。このツイートは2023年3月22日現在で400万回以上の表示、8000件以上のいいねを獲得している。

画像

また、立憲民主党の逢坂誠二代表代行や、原口一博衆議院議員も引用リツイートをしている(例1例2)。返信欄には2019年の会議であることを指摘するリプライが多かった一方で、「本当に起こっている事に気付かれてマズイ事はニュースになりませんもんね」「それは都合が悪い事は一切報道しないから」といった反応もあった。

誤りが指摘されてからも、これらのツイートは消えていない。

検証過程

画像は2019年にソチで開催された「ロシア・アフリカサミット」の画像だ。Google Lensを使った画像検索をすると、サミットのサイトにヒットし、元画像を確認することができる。会議の成果を記したページによるとアフリカ全54カ国が代表を派遣し、そのうち45カ国は首脳が出席したとしている。

一方、このツイートが「この時間に」と投稿された3月20日に開催されたのは「第2回ロシア・アフリカ国際議会会議」だ。この会議では40カ国以上のアフリカ諸国が主に議会関係者からなる代表団を派遣している。ロシア下院のサイトや、ロシア大統領府のサイトなどで詳細を確認できる。

会議についてロシア国営のタス通信は「7月に開催されるロシア・アフリカサミットへ向けた準備という文脈においても非常に重要だ」とするロシア大統領府の見解を紹介している

判定

写真は2019年に行われた別の会議のものであるため誤り。

あとがき

検証対象のツイートには「西側のニュースにならない」とありますが、会議自体はNHK朝日新聞デジタルが報じていました。

プーチン大統領が演説の中で、ウクライナからの食糧輸出をめぐる協定について「アフリカ各国の求めに応じるためロシアは合意を60日間延長することに合意した」「60日後に延長されなければ、必要とするアフリカの国にそれまでと同じ量を無償で供給する用意がある」と述べたことなどを取り上げています。

検証:本橋瑞紀
編集:古田大輔


判定基準などはJFCファクトチェック指針をご参照ください。

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