パンデミック条約でワクチン強制接種&偽情報・誤情報を取り締まる?/英国総選挙・パリ五輪が標的に/JFCへの指摘に対する見解【注目のファクトチェック】
世界保健機関(WHO)で議論されているパンデミック条約をめぐって、大量の偽情報・誤情報が世界的に拡散しています。今夏のイギリス総選挙やパリ五輪なども標的になっています。SlowNewsが公開した記事の中でのJFCの体制や資金、検証手法などに関する指摘に対し、運営委員会と編集部は見解を発表しました。
SlowNews記事に対するJFC見解
JFCの体制や資金に関する報道について 運営委員会見解
「検証手法を検証する」へのJFC編集部見解
JFCのファクトチェック記事
大阪万博の児童生徒の無料招待事業に75%が参加希望?
2025年に開かれる大阪・関西万博で大阪府内の児童生徒が無料招待される事業をめぐり、吉村洋文知事が中間報告として「75%の学校から参加希望」と発言。一方、府内の市長から「不参加の選択肢はなく、実質強制参加」の声が出ました。どちらが事実と言えるでしょうか?
パンデミック条約でワクチンを強制接種?
感染症の世界的大流行(パンデミック)への対策を強化する「パンデミック条約」をめぐり、「ワクチンを強制接種させる条約だ」という言説が拡散しましたが、誤りです。条約案にはワクチンの強制接種を求める文言はありません。
パンデミック条約は偽情報・誤情報を取り締まる?
国際的な協力で感染症対策を強化する「パンデミック条約」をめぐり、「偽情報・誤情報を取り締まり、言論の自由を脅かす」という言説が拡散しましたが、不正確です。条約案は偽・誤情報への対策を含んでいますが、削除や投稿の禁止などではなく「リテラシーや信頼の強化」などを挙げています。
(画像)100年前と変わらない被災地の避難所?
「100年前と変わらない被災地の避難所」という画像付き言説が拡散しましたが誤りです。能登半島地震とキャプションが付けられた画像は1995年の阪神淡路大震災の際に撮影されたものです。
今週のJFC動画
「韓国のソウル金浦空港には日本語の表示がない」という言説が拡散しましたが、誤りです。検証手法を映像でご紹介します。
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能登半島地震で4人に1人が偽情報を拡散、情報通信白書案
総務省が2024年度通信白書に、能登半島地震でSNS上で真偽不明の情報に触れた人の4人に1人が拡散していたことなどの調査結果を盛り込んでいることがわかりました。
英国総選挙に向けて数多くの偽情報がTikTokで拡散
7月の英国総選挙を前に、AIが生成した偽動画が若い有権者に届いているとBBCが調査報道しました。
パリ五輪に向けてロシアによる妨害工作
開幕が7月に迫ったパリ五輪や、IOC、マクロン大統領への悪意のあるキャンペーンをロシアが強めているとマイクロソフトがレポートを公表しました。
EU、ニュースサイトに制裁 ロシアに有利な「偽情報」拡散
EUがニュースサイト「ボイス・オブ・ヨーロッパ」と関係者2人に制裁を科したことをロイターが報じました。ロシアのプロパガンダを広めたことが理由とされています。
偽のウクライナ前大統領とビデオ会談 英外相、見た目では疑わず
イギリスのキャメロン外相がウクライナのポロシェンコ前大統領をかたる人物とメッセージのやりとりをした上で、「ビデオ会談」をしていた、と時事通信などが報じています。調査でなりすましと判明しました。
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