「しぶさわくん」や東京都交通局などSNSに偽アカウントが続々 公式が警鐘を鳴らす
SNS上で実在の公式キャラクターや漫画家を装ったなりすましアカウントが次々と出現しています。個人情報を取られたり、詐欺被害にあったりする恐れがあります。公式アカウントも注意を呼びかけています。
東京都北区の広報キャラクター「しぶさわくん」
東京都北区観光協会の広報キャラクター「しぶさわくん」のなりすましアカウントがX(旧Twitter)上で確認された。
しぶさわくんのX公式アカウントは2024年2月19日、SNSを通じて「公式アカウントは、このアカウントだけ」と注意を呼びかけている。
Facebookに複数の「東京都交通局」
Facebookには、「東京都交通局」を名乗るアカウントが多数存在する。
東京都交通局は公式サイトや各SNSを通して、「東京都交通局を装った偽メッセージについて」という注意喚起を掲載。すでに終了しているプレゼントキャンペーンを装って個人情報やクレジットカード情報の入力を促す偽のダイレクトメッセージがFacebookのチャットで送られていると注意喚起している。
BlueSkyに漫画家のなりすましアカウント
招待制から登録制になりユーザーが急増したSNS「BlueSky」では、漫画家・久保帯人氏のXアカウントから内容をコピーしたなりすましアカウントが確認されている。
アカウント名やプロフィール欄は、「久保帯人&スタッフ」のXアカウントに記載されている内容と全く一緒だ。
「久保帯人&スタッフ」のX公式アカウントは2024年2月9日、「当アカウント内容を許可なく転載している『偽アカウント』です」と注意を呼びかけている。
増加する偽アカウントに注意
著名人や企業、公的機関などの偽サイトやなりすましアカウントが次々に出てきています。
日本ファクトチェックセンター(JFC)ではこれまでも、偽アカウント・偽サイトについて注意を呼びかける記事や対策をまとめた記事を公開しています。アカウントのフォロワー数、日本語表現におかしな点はないかなどを確認することが必要です。
検証:木山竣策
編集:宮本聖二、古田大輔
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